旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


初めてのアーサイは炒め物に。アサイーじゃないよ、アーサイだよ

定期検診のため歯医者に向かう途中、近くの空き地で野菜市が開かれているのを発見、おもしろそうなので検診後に寄ってみた(虫歯はゼロだった)。テントが4つ並んでいて、野菜やお茶や焼き菓子なんかを売っていた。そのなかのひとつ、奥能登の生産者さんの売り場で目を引いたのが児菜(アーサイ)という葉物野菜。アーサイ。見るのも聞くのも初めてだ。

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見た目は小さな白菜のような、ふきのとうのような。ひとつが赤ちゃんの握りこぶしくらい。中心の芽が大きくなってしまうと美味しくないので、採れる時期が限られているのだって。今が旬なのね。5ミリくらいにスライスされたものを試食したら、青臭さやクセはさほどなく、食感はコリコリとシャキシャキの中間くらい。生でも食べられるけれど、油と相性がいいので炒め物や天ぷらがおすすめとのこと。ちょうど葉物野菜を切らしていたので買ってみた。上の写真の倍量で350円。 

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葉も芽も芯もぜんぶ一緒に5~7ミリくらいでスライスして、

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豚肉とあわせて炒めた。油が回ると確かに美味しいな。はじめてのアーサイは、ブロッコリーの茎とかアスパラガスをもう少し柔らかくしてみずみずしさをプラスしたような味わいで好きだった。見かけたらまた買ってみようかなと思った。

以下、余談。

・歯医者での検診後、「歯にフッ素を塗っておくので30分は飲食を控えること」と言われたのだけど、医院を出た瞬間にそれを忘れ、3分後にはアーサイを試食してたぜ。

・アーサイを買ったときは家に葉物野菜のストックがゼロだったけど、このあと親戚宅を訪ねたらキャベツとブロッコリーと吹立菜(金沢の地野菜)を山ほどいただいて、冷蔵庫が一気に葉物パラダイスになった。

・ネットでアーサイのレシピを調べていると視覚が混乱を起こして、しばしば間違えて「アサイー」のページを見てしまっていたよ!

・妹に「アーサイ」って知ってる?食べたことある?って聞いたら、「食べたことも見たこともないけど知ってる、食材辞典の頭の方に載ってるから」との返答。食材辞典を日常的に見ているの? 本の冒頭から読んでるの? いろいろ気になった。