旅と日常のあいだ

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スタバ店員さんのレシピ間違いと、森見登美彦『熱帯』と、かわいい雑貨店

読書にふける目的でスタバに行く。いま、先月(2018年11月)発行された森見登美彦の「熱帯」を読んでいるのだけれどこれがすこぶる面白い。語り手がくるくる変わり、入れ子構造がどんどん深まっていき、先の展開がまったく読めない。口調もテンポも好みで読んでいる間ずっと幸せ。この楽しい時間にずっと浸っていたいのに、読めば読むほど本の終わりは近づいてくることがとても悲しい。それくらいのハマりよう。

平日日中の郊外店は空いていて、ほとんどが一人客で店内は静かだった。読書にうってつけ。ホリデーシーズンの限定品を注文する。なんだかんだでシリーズ3種類全制覇。

第三弾の今回は「ピスタチオクリスマスツリー」。ピスタチオ好きとしては期待。赤いラズベリソースがかかってクリスマスツリーみたい、っていうのがポイントらしい。私はチョコレートソース(無料)も追加した。ラズベリーの甘酸っぱさとチョコレートのコクとピスタチオの香ばしさ、きっと美味しいに違いない! カップにふたをした状態で受け取って、席に着いて、おもむろにふたを外してみたら。

 

あれ?

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あれあれ? これはチョコレートソースだよね、チョコレートソースのみ、だよね。ラズベリーソースがないよね。え、チョコとラズベリーって見た目の区別がつかないくらい似てるんだろうか? 違うよな。もしかしてソース2種類っていうのはNGなんだろうか、チョコを追加した時点でラズベリーは却下ってことにされたのか。レジでは何も言われなかったけど。「緑&赤でクリスマスツリー」とか言っておきながら、これじゃあクリスマス感が少ない。切ない。。

カップを持って再びカウンターに行き、「ラズベリーソースは付かないんですか?」と(おずおずと)聞いてみた。さっき作ってくれたお姉さんが「ああっ」という顔をして、すみません入れ忘れていましたねといいながらソースを足してくれた。ああよかった。これで、ただのモミの木がクリスマスツリーに格上げされた感じよ。

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ピスタチオクリスマスツリー+チョコレートソース。

ピスタチオ好きの気持ちを裏切らない味だった。ピスタチオ味のミルクにピスタチオ味のクリーム。どこまでもピスタチオ。独特の香りとロースト感が最後まで続いて美味しかった。大事に飲みつつ「熱帯」の物語世界を楽しむ。よい時間。

店を出て、すぐそばにある好きなパン屋さんが定休日だったのでがっかりして、しかしそのそばにある雑貨屋さん(存在は知っていて気になっていたが入ったことがなかった)に寄ってみたら店の規模も品揃えも雰囲気もすごく好きな感じ。胸がときめくものがたくさんあった。刺繍の靴下とか、モミの木の柄のひざ掛けとか、つま先の丸い革靴とか、鳥型のクッキーとか。ときめくままに食器を衝動買い。使うのが楽しみだ。次は靴を試着したいが、しかしあの革靴、これからの北陸(多くが雨天、またはびちゃびちゃした雪道)にもっとも不適切であるなあ。春を待つ意味で買おうかな。自分にクリスマスプレゼント。