旅と日常のあいだ

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つきさむ閉店。さようなら、この世でいちばんおいしいホットケーキ

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静岡市にある大好きなカフェ「つきさむ」が閉店したことを知った。

もう二度とあの場所を訪れることができないなんて、かなしくてたまらない。

月替わりのごはんが、奇抜ではないのに食べたことがないような味や食材の組み合わせでいつもハッとするほどおいしかったこと、ケーキを食べ終わるとお皿に描いてある山の絵が見えること、本棚の選書が旅や山やおやつに関するものでどれもこれも好みだったこと、ドライフラワーのアジサイ、油性ペンで大きく「水」と書いてあるやかん、何もかもがつきさむにしかない、素晴らしくすてきなエピソードとして思い出されて切なくなる。ああ、つきさむ。ひとつの店の閉店に、ここまで喪失感を味わったことはたぶんない。

そしてなんといっても、私の中でのつきさむの代名詞といえば、ホットケーキ。いったい何度食べたことか。ほんのり甘くて、香ばしいけれどしっとりしていて、後にも先にもつきさむ以上のホットケーキを知らない。もう二度と食べられないという意味で、あのおいしさは永遠の謎になってしまった。

つきさむの店主は例年夏になると店を休み、アルプスの山小屋で働いていた。今年の夏もアルプスにいるのかもしれない。つきさむを愛する友人Aとともに、いよいよ、店主をたずねてアルプスに行きたい気分。