旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。



半日観光にちょうどいい彦根の街。近江牛とか、ひこにゃんとか

ゴールデンウィーク最終日。数日前にうめき苦しんでいた胃腸炎から完全開放されたので、電車に乗って友人Sちゃんと彦根に行ってきた。彦根城を見てあとはその辺をぶらぶらしよう、うまくいけば近江牛を食べたいものだねというだけの、ゆるいプラン。

昼に彦根駅に到着した時点で空腹状態。近江牛を食べたいが高級店は選択外、どこの店がいいのかどうかわからないなあと思いつつ、二人の目に留まったのは駅から彦根城に向かうメイン通りの一番手前にある食事処。店やメニューを吟味する手間よりも、とにかく早く食べさせておくれ、という気持ちが一致した。店頭のメニュー表に「近江牛」って書いてあったしね。ふたりとも、近江牛を使った丼を注文。丼の具には、このあたりの特産である「赤こんにゃく」も入っているとのことである。赤こんにゃく、私は初耳だし未経験。Sちゃんは前に食べたことがあるそうで「美味しいものではなかった、私は好きじゃない」との発言。そうなのか。美味しくないこんにゃくはできれば食べたくないよ。

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運ばれてきた丼には近江牛、紅生姜、生卵、奥に赤こんにゃくと普通のこんにゃく(糸こん)、卵の右にあるのが赤こんにゃくを結んだもの。縁結びの意味を込めて、ということだ。マットでくすんだ赤色が、血の色やレバー的な食感を連想させてやや抵抗感。しかし口に入れてみると、特別なにおいもクセもなくて苦手要素はゼロであった。赤こんにゃくを克服したぜ!と勝ち誇った気分になったけれど、克服も何も、食べるのは今日が初めてなのであった。ちなみにSちゃんも、「この赤こんにゃくはイケる」とのこと。

不遇時代の井伊直弼がくさくさした青春時代を過ごしていた住居「埋木舎」では、歴代の大河ドラマ井伊直弼を演じた役者の顔写真がでーんと展示されていた。現在までに6名だそうで、意外と少ないなあという印象。中村梅雀氏の説明書きに「井伊直弼本人に見た目がもっとも似ている」うんぬんとあり、一体なぜわかるのかと不思議でならなかったが。2018年の今は「西郷どん」で佐野史郎が直弼役だけど、来年あたり、この展示の中に写真が追加されるのかな。どういう説明文が書かれるのだろう。ちょっと気になる。

彦根城内に入り、敷地内にある開国博物館に行き、ちょうどショータイム中であったひこにゃんを間近に眺め、天守閣に登る。Sちゃんは城好き、歴史好き、大河ドラマ好きなので、そこらへんの話を聞きつつ一緒に歴史スポットを訪ねるのはとても楽しいのであった。彦根城は、全国に5つある国宝の天守のうちのひとつ。あとは松江、犬山、姫路、松本で、Sちゃんも私も姫路城と松本城には行ったことがある。残り2つなら近いうちに達成できそうだが、果たして。

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現地で撮った写真。ひこにゃんが合成に見える。確かにこの場にいるのに存在感が薄っぺらい……。というのも、ここにいるのはひこにゃんの着ぐるみではなく、実物大の写真パネルだから。ひこにゃん本体は一日数回のショーをこなしてお疲れのため、場内のいろんなところにこうして写真パネルが置かれていて、訪れる者たちの「ひこにゃんと写真を撮りたい」欲をひとまず満たしているのだった。なんだかむしろ、満たしきれない思いがわいてくるけどな。

城を堪能し、玄宮園を歩き、キャッスルロードでは近江牛のコロッケを食べ、駅に戻る途中のカフェではケーキも食べた。ほぼノープランでやって来たわりに、随所に楽しみがあって充実感があって幸せな時間だった。連休を素敵に締めくくる、良き1日でしたとさ。Sちゃんおすすめ、和菓子の「たねや」の水ようかんも買ったので楽しみ。

今週のお題ゴールデンウィーク2018」