旅と日常のあいだ

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お正月。未来を占う「辻占」を食べ、ぜひとも思い切りたい2018年

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お正月なので、辻占(つじうら)をいただいた。

辻占は、石川県金沢市近郊でお正月に食べられる和菓子。餅粉と砂糖を練り固めたお花のような細工の中に、お告げというかポエムというか、ちょっとした一言が書かれた紙が入っている。口に入れる前にお菓子を手で割って、紙を取り出してから食べる。年末、どこのスーパーにも辻占がずらりと並んでいるのを見て(しめ飾りとか鏡餅と同じレベル)、よその場所にはまったくない文化が、まさにここに超局地的かつ濃密に浸透しているのだなあと思ってなんだか感動を覚えた。

その辻占、一度に3つを開いて行く末を占うと聞いた。私の3つはこれ。

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 ・わたしゃあなたのお心任せ

・かみさまがまもる

・宝くじがあたる

神様が守ってくれるなら最強だが、同時に「あなた」に心任せっていうのが、なんとも頼りないような。そして、ふわふわと抽象的なメッセージの中で異彩を放つのが「宝くじがあたる」というやけに即物的な断言。当たるわけあるかーい、買ってもいないのに! とかいうやりとりを、複数人でワイワイとやるのが楽しいのだった。

ちなみに家族が引いた3つはこれ。

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勢いとポジティブさがあっていいなあ。「思い切ろうか」ってのがいいよね、それを言ってるあなたは誰なんだっていうツッコミもありつつ、家族内で流行しそうなフレーズだ。日常で迷う局面があったら、「うーん、ここは、思い切ろうか」って使いたい。っていうかさっそく使ってる。

今年、思い切ったよいことがありますように。