旅と日常のあいだ

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風景印、その一打に局員の本気を見せてくれ

いま現在、急激に火がついて燃えさかってとまらない趣味が「風景印の収集」。

tokotoko.hatenablog.jp

このところ、郵便局に依頼文を送る「郵頼」というのをしまくっている。北は北海道から南は長崎まで、2週間で25通ほど手紙を出した。ハイペース! 寝る前に手紙を用意、出勤時に投函、帰宅して(数日前の分の)返信を確認、収集ノートに貼る。この流れが日課になってきた。ものすごく楽しい。

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記念すべき人生初の郵頼は伊勢郵便局。伊勢志摩サミットの記念切手に、伊勢郵便局の風景印。伊勢えび合わせ。サミットは5月26、27日だったのだけれどその日に合わせようという意識はなく1日遅れ(そのことにあとから気づいた)。下の用紙もなんとなくえびの色、これも結果的にそうなっていたよ、と。

収集する側としては、風景印はできるだけきれいに押してほしい。人が押すものだからうまくいかない場合があるのは致し方なし、それも含めて「味わい」だと思えればいいのだが、なかなかそんな境地には達せられないものなのだよね。

春に倉敷に行ったことを思いながら、倉敷郵便局に郵頼をした。「切手の下に少し消印がかかるような位置でお願いします」と書き添えて。わくわくすること数日、そして返ってきたのがこれ。

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!!!

見た瞬間、目を疑ったし息を飲んだね。「ヒッ」っていう声も出た。消印ひとつで人はこんなにショックを受けるものなのか?っていうくらいの大ショック、思わず涙がこぼれそうになったもの。

切手の下に少しかかるようにって書いたのに半分以上重なってる。局員の手がすべったのか? ハローキティに恨みでもあるのかい? だいたい押し方も雑すぎる。インクの付き方、力の入れ方が均一じゃないし。かすれてるし。切手と台紙の間に押せてないし。斜めだし。日付も読み取れないし。もう、倉敷の町じたいが嫌いになるレベルである。

一方で、同じ倉敷郵便局に同時依頼していたこちらの消印は美しい押しっぷり。

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切手と消印の組み合わせを見よ。倉敷美観地区内の、しかも倉敷考古館という建物どうしの完璧なマッチングを!手元にあった1999年の切手(17年前に買ったもの)を出してきて使った。これ以上に絵柄がぴったり合うケースはないだろうと思って。これを受け取った担当者がそのかけがえのなさに配慮してくれたのか何なのか、この消印は、文句なしの美しい印影である。やればできるじゃないの! 消印係、先にこれを押すことで精力を使い果たしてしまったのだろうか。あとでキティちゃんを押すときは力が抜けたちゃったのか?

単に風景印を集めるだけではおさまらず、切手と風景印との組み合わせを考えたり、図案にちなんだ日付で押したいという欲が出てきたり。そして、そこまで心を込めたとしても、キレイなのが返ってくるとは限らないという緊張感と無常感。心ふるわせる要素が多くて、どっぷりハマりつつある風景印ワールドなのだった。しかしこれ、地味に切手代がかさむ。月々の切手代上限を決めないとあぶない。

風景スタンプワンダーランド―郵便局にある風景入り消印の楽しみ方

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