旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


パリ旅7 ヴェルサイユのランチと念願のワインオープン

パリ旅4日目の後半。前回の記事はこちら

 ヴェルサイユ宮殿を見て(たぶん全体の2割も見てない気がするけど)すっかり疲れた私たち。寒さと空腹から逃れるため、近くにあったレストランに駆け込んでランチ。

相変わらず仏語メニューがわからないながら、前菜+メイン+デザートとフルで注文、昼間からアルコールも。迷って決めた料理に、イケメン店員さんが「いい選択だよ!」的な返しをしてくれてうれしい。料理を出してくれるタイミングもいいし、ちょくちょく気にして様子を見てくれるし、非常に気持ちよーく過ごせた。そのうち満席になったので人気店だったのかな。

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前菜は、ヤギのチーズに温かいトマトソースとグリーンサラダ。 メインはサーモンのグリルとポテト(上の写真がそれ)。ポテトはまるごとアルミホイルで包んで蒸して、熱々を半分にカットしたうえにクリームソース。バゲットはいくらでも出てくる。

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デザートはフロマージュチーズに酸味のあるフランボワーズソース(あっ、またチーズ!というわけで後半はMちゃんのティラミスとかえっこ)。A LA FERMEというお店でした、ふらっと立ち寄った割にはいい店を見つけたよね!と我々の嗅覚に自画自賛。次にヴェルサイユに来るときは暖かくて花の多い5月がベストだな。そのときは宮殿は省略して最初から庭園コースで。

パリに戻ってオルセー美術館へ、それからシャンゼリゼ通りを歩いて(もちろん例の歌を熱唱)、凱旋門へ。1日ごとにパリらしい観光スポットへ近づいている我々である。凱旋門の門の上まで登ってみた。あの太い柱の内部は階段になっていて、地下通路から入ることができるのだ(知らなかったよ)。最上段の展望台から夕暮れの街並みを見下ろす。

しばらくして歓声がワーと響いて何かとおもったら、20時から5分間限定のエッフェル塔イルミネーションタイムなのだった(単なる点灯じゃなくて、ビームが出たりして派手な演出)。 わーすごい、このきらきら! 今こそとっておきの動画を撮影しようとMちゃん持参の自撮り棒(今回の旅のために購入)を大急ぎでセッティング。棒を延ばして我々二人とエッフェル塔のアングルをばっちり決め、いざシャッターをオン!と思ったその瞬間にイルミネーションが終了し、エッフェル塔が暗く沈黙するという間の面白さよ。

アパートへの帰りにスーパーで夜ごはんを買う(パリで暮らしてる感、でてるわ~!)。生ハムにチーズ、野菜不足を懸念してのピクルス、あと、ぽんせん。お米をぽーんとふくらませたのをギュッと圧縮したあのせんべい、ここにきてコメが恋しくなったのか私たち。念願の栓抜きも購入し、初日に買ったまま待機していた白ワインをやっと開ける日がきた。しかしまあ、コルクに栓抜きをキリキリとねじこんだはいいが、これを直上に引き抜くのがあまりにも難しい! てこの原理で抜けるものを買えばよかったのに、思いっきりシンプルな人力栓抜きを買ってしまったのが運の尽き。私が瓶を抱きかかえて床にしゃがみ込み、Mちゃんが両脚をふんばって全身全霊で栓抜きを持ち上げる。コルクが抜けるのとMちゃんの腕が抜けるのと私の肩がやられるのと、どれが最初かって感じで奮闘すること数分。

ぽぉぉぉーーーん!!!という実に痛快な音がしてコルクが抜けた。いやー笑った。コルクが抜けただけでこんなに爆笑するかってくらい笑ったわ 4日目にしてやっと、私たちのパリ暮らしに乾杯。

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手前が、ぽんせん。フランス人はどういうときにこれを食べるのだろう?

 

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