旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。



パリ旅3 シテ島の花市、ファラフェルなど。見つからない栓抜き

パリ旅の2日目。前回の記事はこちら

 

9月末のパリ、日の出が7:40と遅くてなかなか明るくならない。外に出たら空気が冷たくて寒い。私もMちゃんもダウンジャケットを着る。おそらく使わないだろうけれど念のため、のつもりで持ってきたダウン、結局このあと毎日着ることになった。

近くの商店街で見つけたカフェに入り、窓辺の席で通りのお店を眺めながら朝ごはん。「クロワッサンとカフェオレをください」だけはフランス語で言えるように千回くらい暗唱してきたのだが、初めての朝食はまさにクロワッサンとカフェオレ、そしてベーコン入りオムレツとオレンジジュース。

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クロワッサンの、バターのじゅわっとした濃さが美味しい。これも千回くらい暗唱してきた「美味しかったです」の仏語も、会計時に言ってみた。レジのお姉さんは笑っていたが。なぜ?

今日はピカソ美術館に行こう、気になるものがあれば大いに寄り道しよう!ってことで出かける。

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いきなり寄り道、アラブ世界研究所なる建物へ。外観のパネルがきれい。ここの屋上からエッフェル塔が見えて、やっと「あ、パリに来た」と実感した。

サン・ルイ島にて、有名アイスクリームショップ「ベルティオン」を発見したのですぐさま入る。マロングラッセとチョコレート、むちゃくちゃ美味しかった。Mちゃんの、ラムレーズンとカシスも超美味。絶対にもう一回行こう!と固く誓い合う。このときは平日の朝ですんなり入店できたけれど、後日、日曜の夕方に行ったら長蛇の列なのであった。

橋を渡ってシテ島へ。ノートルダム大聖堂は混んでいたので外から見るだけにして、同じシテ島内の花市をぶらぶら。小さなエリアに鉢植え、切り花、ガーデニンググッズがいっぱいで楽しい。曜日によっては小鳥の市も立つのだって。

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部屋に気球を飾ったら可愛いだろうなあと思うけれど、荷物になるので購入を思いとどまる。

てくてく歩いて文房具店や雑貨店をあれこれ回る。何という目的がなくとも街歩きは楽しい。レクリトワール(L'Ecritoire)という文具屋さんで貴族のおひめさま模様のレターセットを買った。このお店の品ぞろえ素敵だったなー。栞も、カレンダーも、カードも、封筒も。

お昼は、シェアンナ(Chez H'anna)でファラフェルをテイクアウト。ピタバンで揚げナスやキャベツやひよこ豆のコロッケをはさんだ中近東のメニューらしい。カウンター越しに注文するのだけど、店のおばちゃんはたばこを吸いつつ常連客と談笑中でちっとも接客をしてくれない。なんでよー、私たちがここで買う気満々なのが見えてないの?とモタモタしていたら、別のお客さんが助け船を出してくれ、カウンターの向こうの男性店員に「おい、ケビン!」って声をかけてくれたのだった。やさしいおじさん。

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ファラフェルはパリで流行中らしい。野菜いっぱい、ボリューム大。

今回の旅で、私とMちゃんのテーマというか設定は、「パリに住んでいる日本人」。ファラフェルを食べ終えてごちゃごちゃした通りを歩いていたら、観光客らしき日本人女性2人組に「写真を撮ってもらえますか」と声をかけられ、そのあと「この辺りにお住まいなんですか」と聞かれた。内心でほくそ笑む我々。パリ住まいという裏設定が第三者に伝わった瞬間であった、すごいな!

ふらりと立ち寄ったお店でアクセサリーを買ったり、そういえば当初の目的であったピカソ美術館にやっとたどり着いて作品を観たり(忘れるところだったぜ)、ガイドブックに必ず載っている超有名ショップのメルシー、フレンチトロッターを覗くも特にほしいものは見つからず。さらにあてもなくヴォージュ広場を囲む回廊を歩いていたら、初めて来る場所なのに、あまりにも確かに見覚えがあるという不思議。この景色知ってる、この看板知ってる、このホテル知ってるー! そう、来るときに機内で観た映画「王妃の館」のロケ地なのでした。私の記憶力もなかなかのものだと思う。

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回廊の一角にあるカフェでひと休み。ピスタチオのマカロンおいしすぎ。

がぽつぽつしてきたので夕食用にスーパーでお惣菜を買い込んでアパートに戻る。食器や調理器具、電子レンジも付属しているので食材さえ買えばなんだって食べられる、なんて素敵なパリ暮らし! 

が、一つだけ、部屋中を探してもどうしても見つからないものがあった。ワインのコルク抜きである。白ワインのボトルを買ったのに開けられない! フォークにナイフ、ドライバーなど、刺せそうなものはひととおり刺したが無理。開かない。むしろコルクがボロボロになるばかり。壁にボトルを打ちつけて開栓という方法も試みたがこれも無理。雨の夜にコルク抜きを買いに行くのも面倒なので、ひとまず昨夜のオレンジジュースで乾杯した。入浴にあたっては昨日の反省をいかし、超特急&節水によって、二人ともお湯切れの憂き目にあうことなく髪と体を洗ったのでした、よかったよかった。

パリ3日目につづきます。

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