旅と日常のあいだ

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雑誌「オズマガジン」の山のぼり特集に思うこと

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雑誌の発売日を、指折り数えて楽しみに待つなんて、いつ以来?先月、たまたま「次号予告」を見てからずっと楽しみにしていたのがこれ。

オズマガジン最新号「アウトドア特集」(スターツ出版)。とくにページを割いているのが「はじめての山のぼり」。

あのオズマガジンが!いつもいつも、カフェとアートと鎌倉と沖縄をローテーションしているオズマガジンが!まさかの、山のぼり!

どんな山が紹介されるのかな、だいいち本当に登れるのかいなと心配しつつ期待しつつ。オズマガジンのメインモデルであるKIKIちゃんは登山が趣味で、私の愛読書である登山雑誌「ヒュッテ」(山と渓谷社)でもいつもガチな登山で巻頭を飾っていて、だから、リアルに登山好きなKIKIを、登山の専門誌ではないオズマガジンが山に登らせたらどんなことになるんだろう~という興味も強かったのであった。

発売当日にすぐさま買って読んだのだが、なんと、KIKIは! 巻頭で!

・・・山に登っていなかった。

 

いや、正確には山で撮ったものがイメージ写真として使われていたのだけれど、そこにはコース紹介も、その山の魅力紹介もないのであった。そんなのありなの? イメージカットではない、つまり実用的なガイドページとしては、ショップ店員やガイドが山を紹介するという体裁。いや、いいんだけどね。なぜ私はちょっとがっかりしたんだろう。もっとがっつり山に登るKIKIが見たかったのか。

おすすめ山の紹介に続いては、おすすめの山小屋特集。これはもう、一目見ただけで、あの人の写真だ!ってわかる特徴的なもの。ずばり、前述した愛読書「ヒュッテ」で写真を撮っている野川かさねさんのもの。そして原稿執筆も、やはりヒュッテで書いている小林百合子さんなのであった。この二人による「山小屋特集」のページは、そういうわけでどうしたって「ヒュッテ」風味。オズマガジンを開いているはずなのに途中に「ヒュッテ」が挟み込まれた感じといおうか。私としては「ああ~、その情報はもう知ってる」と思うところが多数であったが、それは致し方なし。むしろここは、オズマガジンとヒュッテの編集方針を比べて楽しむことにした。同じ山小屋を、同じライターと同じカメラマンが取材する。でも、オズマガジンとヒュッテでは読者が違うんだから、誌面のデザインも違うし、目のつけどころも原稿の口調も違うはずなのだ。というような観点で読む山小屋特集。うむ、悪くはないが、情報としての新鮮味には欠けるよねぇ。

あとはそう、山ごはんの特集はよかったな。興味あるし、レパートリーを増やしたいし。

結論としては、山の雑誌をある程度見ている人が新たな情報を求めて手に取るには、今回のオズマガジンは物足りない。専門誌じゃないんだから当然だ。でも、普段はオズを買わない私がつい買ってしまったのは、オズの挑戦のなかみを確かめたかったから(えらそう)。反対に、いつもはオズを買っているけれど今回は買わない、っていう人もいるはず。あと、山に興味はないけれどいつもこの雑誌を買っているから今回も買って、結果的に山に行ってみたくなった人っていうのもいるはずだ。それぞれの割合が気になるところだわ。

でも、こんだけオズマガジンのことをあれこれ言っておきながら、いま私がいちばん思っていることは、

 

ねえねえ、山と渓谷社さん!「ヒュッテ」の最新号はいつ出るの?ていうか、もう出さない気なの?

 

前号から1年がたつのに音沙汰なし。いくら不定期刊行とはいえあんまりだ。涙。