旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


春だから、さくらケーキとストロベリーケーキ

東京に行ったので、ハーブスのケーキを買って帰った。自分で買うの、初めて。これまでに何度も食べているけど、そのぜんぶが、お店で食べるか人からもらうのどちらかだったのであった。

ああ。ついに、最後の一線を越えてしまった、と思った。「自分で買って自分で食べる」を許してしまった以上、ハーブスが、「出かけたときやプレゼントされたときだけのスペシャルなもの」ではなくなってしまうではないか。それならばなぜ買ったのか? それはもちろん、そこにハーブスがあったから。

ゴチャゴチャ言うのはおいといて、春らしい2つを買った。両方とも自分用である。

まずは「さくらケーキ」。アルミホイルの包みを解いてびっくりしたよ。だってまさか、ケーキの底に桜葉が巻かれていようとは予想外!

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ホイップクリーム至上主義の私にとって、ムースというつかみどころのない存在は長らく眼中になかった。でもまあ、せっかくの季節ものだし一度くらいは…という軽い気持ちで食べたところ、ほんのひとくちで改心。なんじゃこの美味しさはああぁぁ! ムースって、ムースって、こんなにもふわっとして、しゅわっとして、それでいてコクがあるものなのですか。美味しさの衝撃波に撃たれた私は、ムースの神様(とハーブスのパティシエ)に向かって深く頭を下げた。このシュワッとした中に、大納言の確かな食感と、桜葉の確かな塩気。ちなみに上には桜の花の塩漬けがのっている。春だな!

 

それから「ストロベリーケーキ」。

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定番すぎて、まだ食べたことがない。いや、あったかな、どうだったかな。これを食べて、「やはり私はホイップクリームが好き」ということを再確認した。そして、果物としてのいちご単品にはたいした興味がないけれど、ケーキの一部としてのいちごには「あんた、いい仕事するね!」という気持ちでいっぱいになった。