旅と日常のあいだ

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キング降臨! ハーブスの濃厚チョコレートケーキを食す

つい数日前に、ハーブスのチョコレートケーキを食べた。

このとき、 非常に美味しくいただきながらも、心の中で考えていたのは、「ああ、ハーブスのチョコレートシーズンがあと数日で終わってしまう。しかしシーズン限定ケーキの中に、食べたことのないものが2つあるなあ。今を逃がすと、次のチャンスは一年後。いや、変化の激しいこの時代、一年後に同じケーキが再登場する保証なんてどこにもないわ」ということ。

そのケーキの名は、「キングチョコレートケーキ」という。強そう。 強気なのは名前だけではない。このキング、シーズン限定なうえに店舗限定なのである。入手のハードルが高すぎる! 販売店は全国で3店舗のみ、ちなみに東京丸ビルと六本木と名古屋ね。私の住む静岡からは、ケーキひとつを買うためだけに出かけるにはいずれも等しく遠い場所である。

ああ、食べたい。でも行けない。来年まで待つしかないのか。あああん!って悶々としてたら、その心の叫びがどうやら口からも顔からも、そして言動のいたるところから漏れまくっていたらしい。ハーブスの本丸(つまり名古屋)に住まう知人が、わざわざ限定店舗でこのケーキを買って静岡に持ってきてくれるという事態になった。ちょっともう、素敵すぎやしませんか。

私は用があって浜松にいて、それはつまり静岡と名古屋の中間地点(といってもだいぶ静岡寄り)なのだけれど、混み合う駅で待ち合わせをして本人の姿を見た瞬間「ハーブスの伝道師がきた!」と思った。しかし本当のことを言うと、本人の姿より先にハーブスの黄色い紙袋を探してしまったことは申し訳なく思っている。

ともかく尊きキングの到来である。 座る場所を見つけて、うやうやしく開封の儀をとりおこなう。 見よ、これがキングチョコレートケーキだ!

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アルミホイルが写真映えを邪魔していてすみません。しかしもう何がすごいって、上にシュークリームが乗っているところ。シュー皮はプレーンとチョコの2種類、よくこんなふうに断面をつぶさずにスパッと切れるよね!チョコレートクリームは濃厚で、生チョコのような味わい。ケーキの表面にコーティングされているチョコレートソースはかなりビターで、全体の味をグッとしめている。どこをとってもチョコづくし、キングの名に恥じないチョコレートっぷり。

ひとつ言うなら、このケーキ、サイズが小さい。ハーブスでは多くのケーキが10分割で提供される中、このキングチョコレートケーキは12分割。ハーブスの本質(?)である「大きいことはいいことだ」の精神からは物足りない気もするけれど、さすがキング、シュークリームがゴロゴロ乗っかってるぶん高さがあるしチョコレートが濃厚だし、見た目以上に満足感、満腹感の大きいケーキであった。

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もうひとつはティラミス。チーズクリームがふんわり。ハーブスのホイップ技術はすばらしいな~!私の好みとしては、もっとコーヒーの味&洋酒の香りが強いほうがいいな。そんなわけで、今度こそチョコレートシーズンのハーブスに関して思い残すところはなし。ありがとうキングチョコレート。その雄姿にお目にかかれて光栄でした。

▼ハーブスには、キングだけでなくクイーンもいらっしゃいます。