旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


鎌倉にて、プールのあるスタバへ

18きっぷの季節、電車でどこかに行きたいなということでいざ鎌倉へ。鈍行列車が好きなのですと豪語しておりそこに偽りはないのだが、車内で何をしてるかといえば…ほとんど寝てた。静岡から鎌倉までおよそ3時間、ものすごくいろんな夢を見た。

鎌倉を行き先にした理由はただひとつ。スターバックスに行くことである。

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わざわざ鎌倉まで行ってスタバかよと言うなかれ、鎌倉御成店というスタバ好きの間では超有名なスペシャル店舗があり、大人気のこの店も平日ならすいてるんじゃないかなと思いたった有給休暇の月曜日。しかもここで、無料チケットを使ってスペシャルなドリンクを頼んでやるぞ!と意気込み十分である。

鎌倉駅から徒歩5分。店に入ると混雑時のための待ち合いスペースがあるが、この時は空席がいくつかありすぐに座れた。

この店の何がどうスペシャルかというと、地元漫画家の邸宅がそのまま一軒家のカフェになっていて縁側やお庭があって、そのお庭にはプール付き。桜の木や藤棚もあり、窓辺から季節ごとの美しい風景を見せてくれる。 

冬の今、お花はないけど雰囲気はとてもよい。夏ならこの縁側の席は気持ちいいだろうな。さすがにこの時期は寒すぎる。私は庭の方を向いたテーブル席に陣取り、無料チケットをふりかざして精いっぱいのカスタムを試みた。

クランベリーブリスホワイトモカ

ヴェンティサイズ+エクストラホイップ+エクストラトッピング+牛乳を豆乳に変更+エスプレッソを2ショット

サイズ比較のために並べた文庫は司馬遼太郎の『義経』。鎌倉への親しみを込めてみました、こういうところ、気がきくよね!

感想としては、何しろヴェンティサイズはでかいよねってこと。600mlを飲みきる頃には、どんな美味しいカスタムでもやはり飽きる。先人たちの助言に従いエスプレッソ追加で苦みを足したり豆乳にすることで香りを変えてみたりしたが、味がどうのこうのというのとは別問題で、後半はお腹がちゃぷちゃぷになった。最後まで美味しさを持続させるためにはトールサイズくらいがベストなのかも。好きだけれどね、クランベリーブリスホワイトモカは今シーズン何度もリピートしてるお気に入りだけどね。

無料チケットがあるがゆえに、できる限りオプション盛り盛りなドリンクを頼もうとしてしまう。18きっぷがあるがゆえに、できる限り鈍行列車で遠くに行こうとしてしまう。江ノ電にも乗らず大仏も見ず、由比ヶ浜小町通りも歩かず、鳩サブレも買わない。スタバで義経を読みふけって帰路についた。贅沢な大人旅なのか単なる酔狂なのか。とりあえず、次なる目標は素敵なスタバ第2弾としての日帰り京都だな!