旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


本を肴に、一人グラスを傾ける夜もあるわ

仕事帰りの平日の夜、まっすぐ家に帰るのではなく、ひとり静かに本を読みつつお茶など飲んでゆっくりしようと思い立つ。どこに行こうか、まず頭に浮かんだのは得意のスターバックスだったのだが、「いま私は本当にコーヒーやホイップクリームがほしいのか?」と心に自問した結果、そうではないことが判明した。

私がほしいのは、ちょっとのお酒と、お腹にたまるものと、本。

というわけでまずは書店へ。山の本と、四国八十八ヶ所歩き遍路の本を買う。しぶい~! それを持ってカフェレストランへ。以前行ったとき、ひとり客も歓迎してもらえるし居心地よく過ごせそうだなあと思った店であったので。テーブルが広く開放的で、うるさくなく、明るすぎず、つまり本を読むのにちょうどよい。サングリアを注文。

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はい、深田久弥日本百名山』です。これを黙々と読みふける。

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パスタやリゾットやフレンチトーストといったおしゃれカフェメニューには見向きもせず、どうしても食べたくなったのでハンバーガー。でかい。わんぱく。食いしん坊。

百名山だのお遍路さんだのを読みながら、つまりこれは、どこか遠くにひたすら歩いていきたいという内なる願望の現れなんだろうかと考える。

 ぼんやりと考えながらも意識は目の前のパテ(150g)に集中。ずっしりとしたこのボリューム、一体どれだけの高カロリーであろうか。しかもこんな時間に(22時前)。 このカロリーを消費するためには、山のひとつ、お遍路のひとつくらい歩いたほうがいいかもね!