ロンドン旅の続き。ケンジントンガーデンとハイドパークをぶらぶらし、ハロッズへ。前回の記事はこちら
英国が誇る素敵デパート、ハロッズ。見たいものがいろいろあり、広い館内を歩きまわった。それはもうあっちこっち、上から下まで端から端まで歩いた気がする。フロア図や案内表示が日本のデパートほど親切でないというか、見たいものが決まっていてそこへ行きたいだけなのに、なぜかなかなかたどり着けないんだもの。
友人は日本にいるときから「ハロッズでテディベアを買う」と宣言しており、おもちゃ売り場に並ぶ多種多様なクマを検分していた。しかし結局好みのクマには出会えなかったようで、非常にがっかりしていた。その間、私が心惹かれていたのは金属製の衛兵ミニフィギュア。身長5センチくらいの衛兵がいろいろな制服バージョンで売られており、これを50体くらい買って部屋に並べたら壮観だろうなぁと夢想したものの購入には至らず。
売り場でいろいろなものを手に取ったり試着したり、お土産売り場やフードコーナーで気になるものを見つけたり、そうこうしているうちにお腹もすいてきたことなのでハロッズ内でランチとする。ランチといってもすでにおやつの時間。甘いものもいいよねと探検していたら、素敵なお店を発見。その名は「アイスクリーム・パーラー」。
テーブルがいくつか&カウンター席。キラキラの内装がかわいいよ
日替わりのアイスクリームとジェラート、そしてたくさんのパフェがある
この店で頼んだのは、値段が最も高く、ボリュームが(おそらく)最も大きいパフェ。確か、「ハロッズスペシャル」だとか「デラックスハロッズ」だとかそんな名前だったと思う。最大のポイントは、パフェそのものではなく器に仕掛けられたパフォーマンスにある。店に入る前にメニューで悩んでいたらこれを頼んでいるお客さんが見えて、そのインパクトに目を奪われた我々は、どうしても同じものを注文したくなったというわけ。
そのパフォーマンスとは、てんこ盛りのアイスクリームのあいだからドライアイスのスモークがモワモワと湧き上がるというものである。ウェイターさんが持ってきてくれた大きな器、そこからあふれるように噴き出すスモーク!
もわもわ~
もわもわもわ~
ウェイターの手元もテーブルも、もわもわに包まれる 興奮の中で撮った唯一の写真がこれ!
これ……。
白いもやの向こうにパフェがあるのだが、何がなんだかわからぬ。やがて霧は晴れ、パフェの全貌が明らかに。中央が噴出口なのだが、スモークの出尽くした今となっては邪魔でしかないわ。
アイスとジェラートが4種類、それに生クリームとフルーツ。なかでもキャラメル味のアイスクリームが最高に美味しかったなあ。
年明けのこの時期、日本同様にロンドンもセールの真っ最中であった。セールに乗じて、予定外ではあるがサンダルを購入。友人と色違いのおそろいである。
この日はタイツを履いていたのだが、店頭で脱ぐのが面倒なのでタイツを履いたまま適当に試着した。足元が忍者みたいになって恥ずかしかった。これがジャパニーズスタイルだと思われたらどうしようと少しだけ不安であった。ホテルに戻り、裸足になって履いてみたらジャストサイズであったよ、一安心。素敵なサンダルなのですぐにでも使いたいが、寒空のロンドンではもっとも不要なシロモノである。
おやつに大きなパフェを食べたので、案の定その後ちっともお腹がすかない。残念ながら、店で夕食を食べようという気分にならない。朝まで何もないのもさみしいから、ホテルの部屋で軽くつまむ程度でいいよね~ということで、帰り際にスーパーでちょっとしたものを買って帰る。ハロッズで買わずにスーパーに行くあたり、予定外のサンダル購入に対する倹約意識の表れか?
ホテルの部屋にてごく軽い夕食。
・野菜サラダ(ドレッシングが付いていたが、ハサミもナイフも持たない我々にはどうしても袋を開けることができず、よって味のないサラダとなった。つまり単なる生野菜)
・スモークサーモン(これは間違いなく美味しい)
・ポテトサラダ(期待せず買ったが、ちゃんと美味しくて感激)
・パンケーキ(ぱさぱさで、しょっぱすぎて美味しくない)
・クリームチーズ(お腹がいっぱいで、開封すらせず)
さあ、ロンドンでの2日目はこれにて終了。 今回の旅で達成したい目標「店で夕食を食べる」であるが、またしても達成ならず。
ロンドン2日目 「店で夕食を食べる」=未達成
なんとなくそんな気はしてた。 まだあと3日あるし、焦ることはないでしょ!