旅と日常のあいだ

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クイーン・オブ・ケーキ@名古屋栄ハーブス

名古屋にあるハーブス栄店に行ってきた。 この時期限定かつ店舗限定のケーキを食べるためである。

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時は12月23日、クリスマス目前。 14時30分くらいに店に入るとカフェスペースは満席で5組待ち。 もちろん待ちますとも、そのために静岡から来てますから!

待っている間、ショーケースに並ぶケーキとオーダーの入り具合を念入りに観察。ケーキは全部で12種類くらいあり、私のお目当てのものは上段中央というベストポジションに鎮座していた。その名も「クイーン・オブ・ケーキ」、1カット1200円。高い!高すぎる!! 説明文には「ブランデーが香るストロベリーピューレのスポンジにミックスクリームと国産イチゴをたっぷりサンド」。スポンジじたいにフルーツの味がするケーキは、今までの私のハーブス体験になかったと記憶している。さらに、ブランデーの香り。これもポイント高い。値段も高い、期待も高い。どきどき。そわそわ。

そんなこんなで小一時間ほど待って着席し、ようやく厳かにオーダー。気持ち揺らがず「クイーン・オブ・ケーキ」を、そしてアールグレイを。

これまでに行った各地のハーブスではどこも女性グループばかりで男性客はほぼ皆無だったような気がするが、この日は半分以上のテーブルがカップルだった。さすがクリスマス前の連休だな! 「ハーブスのケーキが食べたいなぁ(はーと)」って、彼女が言いだすんだろうか。それとも彼氏が誘うのか? いや~、どっちでもええわ~。

ほどなくして、クイーンがいらっしゃいました。

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写真ではわかりづらいが、スポンジがピンク。こんなの初めてっ! 実にふわふわしっとりとしたスポンジ、クリームと一緒に口の中にすっと溶けるようなすばらしい食感。スポンジの間にもケーキの上にもイチゴがたっぷり、みずみずしく適度に酸味があってこれまたクリームとの相性抜群。スポンジの間のイチゴも厚みがある(写真をご覧あれ、スポンジの厚みよりクリームの厚みの方が大きいですね? これは間に、イチゴがしっかりはさまっているからである)。ひとつも無駄なものがない、と言いたいところだが、クリームの上にのった二粒のブルーベリー、これは果たして必要だったろうか? どうもここだけが、見た目も味も食感も、異質な感じがしてならなかったわ私としては。

1200円、安くはないけど、適正な価格ではないだろうか。「ハーブスでこんな高いケーキを食べてる!」という贅沢感ならびに高揚感への対価としても。一緒に紅茶を頼むと軽く2000円になって、たとえばうまい棒なら200本、とか換算すると気が狂いそうになるけど(いろんな意味で)。

これが今年のハーブス納め。しかしよくハーブスのケーキを食べた一年だったなあ、店でもおうちでも。来年もまた、時期限定やら店舗限定やらに心と胃袋が踊らされることだろう。楽しみよ。