旅と日常のあいだ

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夏の盆栽はすだれの陰にあり

直射日光がばんばん当たるベランダで盆栽が「あつい!」「水をくれ!」と悲鳴をあげており、棚にすだれを立てかけてとりあえずの日除けとしていたのだが……

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見た目は涼しげながら、この夏の激烈猛暑をすだれひとつで遮ることができようはずもなく、よく目を凝らしてご覧ください、鉢の中の盆栽は葉が日焼けしてほとんどが茶色くなっており、もしかすると蘇生不能かもというくらいの深刻な被害を受けてしまっている次第。

しかしこの数日、とつぜん肌に明確に「秋」を感じた。私の感覚では、8月26日からである。

いつものように家を出た午前8時30分、まわりの空気にモワッとした熱っぽさがなく風が冷たく感じられたのがひとつ。見上げた空が高くて、まるで秋の色だったのがひとつ。そして何より、夏の間しばらく見えていなかった富士山の姿が家の前からはっきり見えたのがひとつ。

夏の終わりは寂しいものだなぁなどという感慨は一粒もなく、暑すぎる夏がようやく勢力を弱めていくことに両手を挙げて大賛成なのだが、日中はまだ暑くて油断ならず、っていうかこのあとまた暑さが戻るらしくてぬか喜びな感じだ。盆栽への日射量および水分調整に関しては、まだまだ大いに要注意。