旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


英仏旅行記12 芸術の都パリ、ルーブル美術館へ

英仏旅行も終盤、ブログは第12回目。前回の記事はこちら

  パリ2日目の午後。セーヌ川を渡る水上バスを下り、ルーブル美術館へ。「半日ではとても見きれないし、まず入館チケットを買うまでに相当時間がかかるというし、行くのはやめようか」という話も出ていたものの、せっかくのパリ、せっかくのルーブル、時間は短くともやはり行きたいということで向かったのである。

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壮麗な建物を前に興奮がつのります

建物に囲まれるように庭園と芝生広場が広がっている。ワゴンでパンを買って、まずはこの芝生広場でお昼ごはん。昨日からずっとパンばかり食べている。結局パリでは一度もお店でごはんを食べなかった。パン、美味しいんだもの。もっと食べたかったが一つがなにしろ大きくて、バケットとか買おうものならそれだけで満腹で、よって食事の機会もパンの数も限られてしまうのであった。

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いよいよ入館。かの有名なガラスのピラミッド

チケットの列はどれだけ長いのかと覚悟していたが、なんとまあ、ほとんど並ぶことなくすぐに買えた。時期がよかったのか時間帯がよかったのか。館内でも混雑を感じることはなかった。これはラッキー。

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館内の装飾の豪華で優美なことといったら。 建物自体が美術品。美麗すぎて、目や頭が追いつかない

ルーブル美術館には30万点ものコレクションが収蔵されているそうで、その中で私が知っているものはほんの一握り。そのほんの一握りというのは教科書に載るような超有名作品であり、芸術品としての評価うんぬんはわからないながらも「有名なあれが肉眼で見られる」というだけで相当ドキドキするものではあるが。

まずはもう、遠くから一目見ただけで息をのむほどにぞくぞくした、「ミロのヴィーナス」。きれい。それしかない。オーラが出ていた気がする

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 「ナポレオンの戴冠式」。こんなに大きな作品だったのか写真ではわかりづらいが、子どもたちが絵の前の床に座って解説を聞いている。こういう光景が、館内のあちらこちらで見られた。小学校の課外授業か何かかしら。いいね。 さあそして、ルーブル美術館屈指の至宝にして知名度ナンバーワンの芸術品といえば、これをおいて他にはありますまい。その一角はひときわ混んでおり、押し合いへしあいの人だかりができていた。

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その中心にあるのは、もちろん「モナ・リザ」。防弾ガラス越し&警備員付き

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「これがモナ・リザかぁ・・・!」 by リカちゃん

広い広い美術館内、とても見つくせるものではなかったけれども古今の作品にたっぷり触れ、美術館に行くといつもそうなるようにお腹いっぱいな気分。おみやげを求めてミュージアムショップに立ち寄り、モナリザをモチーフにした定規だの爪やすりだのを買って、再び水上バスにてホテルへと帰途を急いだのだった。

パリ散策は今日で終わり。それはつまり、この英仏旅行の終わりが近づいているということだ。明朝には、パリ郊外のシャルル・ド・ゴール空港で飛行機に乗る。今日のうちに空港まで行って近くのホテルで前泊するので、2日間お世話になったホテル「Hotel de la Tulipe」で荷物をまとめ、フロントで空港までのタクシーを手配してもらう。フロントのおじさんはとても気さくで、英語でなんやかんやと話しかけてくれる。どこから来たのかとか、住んでいる街の規模はどれくらいかとか、学生なのか(!)とか。さらには、「君は空港でナイスガイに話しかけられて恋に落ちるだろう」という、嬉しくもいい加減な予言まで飛び出す始末。おじさん、ありがとう……!

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Hotel de la Tulipe のロビー。こぢんまりした可愛いホテルだった

さ、空港へ移動してフランス最後の夜!