旅と日常のあいだ

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相手がいない不憫さよ。姫リンゴ、お前もか!

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姫リンゴが一気に開花した。つぼみはピンクだけれど、開いた花は白。

実がつけば秋も冬も見所があってたいへん楽しいのだが、これがなかなか難しい。花の中には当然めしべとおしべがあるわけなのだが、姫リンゴは自分自身の花粉ではうまく受粉しないらしいのだ。別の鉢でもうひとつ姫リンゴを育てるか、もしくは、相性のいい別品種の木(ミヤマカイドウ)を近くに置いてやると、受粉しやすく実が付きやすいとのこと。

せっかく花が咲いてもお相手がいないんじゃ仕方ないわね。盆栽相手にシンパシーを感じてしまう春である。せつないぜ。不憫なる姫リンゴのために、可及的速やかに素敵なパートナーを探すべし。