旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


沼津アルプス登山で寿司パーティー

勢いだけで「登山部を作ります」と宣言し、みずから隊長になって企画した沼津アルプス行き。 春に続いて二度目のコースを、初めて一緒に山登りをする4人組で、えっちらおっちら頑張った。 あああああ、気持ちよかった。もうもう、お山は最高さ!

コース序盤、絶望的になるほどの急な上りに打ちのめされて全員が息も絶え絶えになったほかは(ありゃあ本当にもうダメかと思った)、予定通りのペースで無事に進んだ。山の稜線を進む縦走で、5時間くらい歩く中に4つのピークがあった。山頂にはそれぞれちょっとした広場と看板があって、キツイ登りを経たあとだとそれがものすごいご褒美になるのだ。

登ってるときって、汗と暑さと疲労と……というふうにイヤなことしかない。せっかくの休みの日に、あたしときたら何を間違ってこんな苦行の時間を選んじまったんだろう、うぐぐぐぐ、って後悔しそうなくらいだ。山登りが好きなんてホントかよ自分、とぼやきながら歩いてるのだ。 それなのに、山頂に着くたびに確実に、「わーい、やったぞ! いいぞ! 山登りってす・て・き!」と思うんだよなあ。で、この山を下りたら次はどこに登ろうかなあルンルン、って盛り上がる。盛り上がった気持ちのままルンルン歩いて、そのうち上りになって、息を切らして登りながら「山登りなんてもう二度とやらない」って思う。以下、繰り返し。何なんだこれ、これは結局、山好きと言うのか言わぬのか。

そんな思いをのせての沼津アルプス、天気は上々で眺めもよい感じ。

f:id:lovestamp:20180522101200j:plain

そして、今回の山歩きのメインイベントはこれ、持ち寄りランチパーティー。 山頂広場にて、手巻き寿司の具をひろげる。すんばらしい。サラダと味噌汁もあるわよ。

f:id:lovestamp:20180522101214j:plain

メンバーのひとりが焼いてきてくれたチーズケーキ。アツアツのコーヒーも入れて、夢のようなおやつタイムの始まり。のんびり。

f:id:lovestamp:20180522101233j:plain

終わってみたらとても気持ちのいい山歩きだった。 適度に疲れて、それもまた気持ちよい。いろんな山をゆるゆると攻めたい気持ちが高まり、我が登山部は、次回登山を早々に実現させることを誓い合ったのだった。 あと、歩いてみて、自分がどんな道が好きなのかがわかった。私が好きなのは、木の根がボコボコと盛り上がったような道だ。どうしてなのかはわからぬ。しかし、落ち葉の道、砂利道、草原、岩場、砂地、その他いろいろな道を歩くなかで、この「木の根ぼこぼこ」道がいちばん楽しかったのだよな。開けた斜面とかより、森の中が好きってことかな。

次の登山もとても楽しみ。行きたい山はもう決まってる。今はこんなに楽しみなのに、いざ山中を歩くとなると「しんどいよう、めんどくせえよう」ってなるはずだ。わかってるのに行きたい。山頂に着いたらきっと「最高だぜ、ヒャッホウー!」ってなるのもわかってる。