旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


SL、気球、戦闘機。見たり乗ったり、のりもの体験

雑誌用の取材の仕事で大井川鉄道のSLに乗ってきた。走っているのを見たことは何度かあったけれど、実際に乗るのはこれが初めて。私は割と電車好きだが、カメラマンは正真正銘の「鉄」なので終始大興奮。硬派なボディも勇ましい汽笛も布張りの座席も、カッコよすぎだ! テンションが上がって針が振りきれてしまったカメラマンは、私の顔を見て「SLに乗ってるというだけでキレイに見える!女優のようだ!」などとおっしゃる始末。な、何ですかそれ、うれしいけどやめてー! ほかの乗客から見たら浮かれすぎのバカ男女ですよあたしたち!

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のりものつながりで、今年の初体験といえば…。

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7月、旅行先の長野県は安曇野にて、初めての気球フライト!去年の夏に北海道で気球に乗ろうと計画して、天候のために涙を飲んだあのときの友人Mちゃんと、一年越しのリベンジがかなった。といってもロープで係留された状態なので、風に揺られてどこまでも~というわけにはいかなかったのだが。高さ30メートル、5分ほどの空中体験は実に爽快だった。揺れや高さの恐怖もまったくなし。フリーフライトは冬がシーズンだそうで、そうすると1時間くらい乗りっぱなし、高度も数百メートルまで上がるらしい。眼下に広がる一面の冬景色。そのスケール、その美しさは別世界なんだろうな……(ため息)。

もうひとつ、8月末には富士総合火力演習に行って戦車を見てきた。総火演とは、年に一度、静岡県御殿場市で行われる陸上自衛隊の公開演習。観客の目の前で模擬戦闘を繰り広げるのだが、銃も戦車も実弾を使うので迫力が凄いのだ。この日は朝から大雨。観客席では傘の使用は禁止なので、私は上下レインスーツで完全防備だ。すげーやる気。しかも張り切って開演3時間前に来ちゃってるし。雨に打たれつつ過ごす3時間は結構長くて、途中でくじけそうになったけど耐えた。

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そんなこんなで定刻にプログラムが始まり、アナウンスによる説明を交えつつ装備がいろいろ登場。「撃てえええぇっっ!!!!」の号令で撃って、火を吹いて、煙が上がったりするわけだ、私たちのすぐ目の前で。発砲の瞬間は耳が壊れるー!ってほどの轟音が響いて観客がいっせいにどよめく。で、「ちゃくだーーーーーん!!!」のアナウンス。兵器の目的って何なんだというようなこととは別次元として、その圧倒的なパワー(速さとか大きさとか精巧さとか)を単純にかっこいいなあと感じている自分がいた。ヘリからの空挺作戦とか、埋まってる地雷を遠距離から一掃作戦とか、見ごたえあった。悪天候(霧)のためプログラムがだいぶ省略されたのが残念だったけど。