ここ静岡では満開の盛りを過ぎて既に葉桜。散りきってしまう前に、先週までの桜旅の覚え書き。
3月31日、京都へ。満開はあと4、5日先かなというところ。桜の時期に訪れるのは初めてだったが、やはりというか、桜の似合う街だなと思った。なんということはない路地にも特別な風情があるように見えてしまうのは、これは「京都」という土地に抱いている先入観ゆえ?
円山公園の枝垂れ桜。堂々たる枝ぶりに、しびれるわ。
哲学の道。南禅寺を訪れた後、そこからそのまま2キロほど水路沿いの道を北上する。森見登美彦の小説にも出てきた辺りだ。
哲学の道をさらに歩いて銀閣寺へ。残念ながら本堂は解体修理の真っ最中だった、無念。庭園を歩いていると、園内の苔の種類見本が展示されていた。
「庭園に使われている苔」ばかりでなく、「ちょっと邪魔な苔」「とても邪魔な苔」も紹介。邪魔な苔って、確かにそうなんだろうけど、御仏の目の前でこんな慈悲のない展示をしていいものなのかと。
おみやげには和菓子店<満月>の「阿闍梨餅」(その名を聞くだけでじゅるるとよだれが落ちるほど美味なる銘菓。そのモチモチ感たるや、もはや奇跡)も買えたし、良き旅じゃった。ところで、昔は新幹線グリーン車って内装が木目調だったりおしぼりが出てきたり高級っぽい仕掛けがあった気がするんだが、あれは夢だったのかな?今回久しぶりにグリーン車に乗ったものの、あまりにも普通だったのでちょっとがっかりしたわ。