旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


2018年2月発、アメリカ→アルゼンチン→南極旅行記

南極で出した絵はがきが、1年かけて我が家に届いた

先日、郵便受けをのぞいたら絵はがきが届いていた。大きな文字で【AIR MAIL】とあり、海外旅行中の友だちからかな?と思ったのだけど、冒頭に「船は南極のドレーク海峡を北上中」と書いてある。南極……。ていうか、よく見たらこれ私の字だし。なんてことでし…

南極旅行25 アメリカから帰国、そして旅の終わり

日本~アルゼンチン~南極~アメリカと巡ってきた旅も最終日、3月2日にサンディエゴ空港から成田へ帰る。船と飛行機の連続乗り継ぎで体が若干ゆらゆらだけど、気持ちは元気。なんといっても次に乗る飛行機はこの旅のなかでも一番か二番目に楽しみにしていた…

南極旅行24 サンディエゴで気ままな街歩き

3月1日、アトランタを発ってサンディエゴに着いたのは13時20分。今日はサンディエゴ泊、明日午前に成田行きの飛行機に乗る。 サンディエゴ空港。ここからホテルまではタクシーで。サンディエゴでは特別な予定は入れず街をぶらぶら。 ホテルは海沿いにあった…

南極旅行23 パタゴニアの国立公園で山岳風景に癒やされたあと、再びアメリカへ

2月28日、9日間にわたる南極クルーズの最終日。午前5時ごろ目覚めて小さな窓から外を見たら、そこはもうウシュアイアの港だった。とうとう陸地に帰ってきた! ◆ひとつ前の記事はこちら 3時間後の下船までにやるべきことは、シャワーを浴び、荷造りを済ませ、…

南極旅行22 下船前日、チップの支払いとか甘すぎるベッドメイキングとか

2月27日、南極からウシュアイアへ戻るため今日も一日ひたすら航海。ついに下船の前日だが、旅が終わって名残惜しいというよりは「もう船でやることがなくて退屈だから、早く陸に上がりてえ!」ってな気分である。 ◆ひとつ前の記事はこちら 朝ごはんのブッフ…

南極旅行21 クルーズ終盤、テンション低めでドレーク海峡を北上

2月26日、南極クルーズ船の乗船7日目。昨日までに上陸プログラムは終了し、あとは2日間の航海でウシュアイアに戻るだけ。 ◆ひとつ前の記事はこちら この日はモーニングコールも重要なミーティングもない気ままな1日だった。気ままといっても船は朝から揺れて…

南極旅行20 ラスト上陸のダンコ島、基地の痕跡、スシパーティー。そして船は帰路につく

午前中のニコハーバー上陸から帰ってきてお昼を食べたところで「次の目的地ダンコ島へはルート上の氷山を迂回中」とのアナウンスがあり、どうなることかと思っていたら迂回成功、ボートを出せることに。 ◆ひとつ前の記事はこちら ダンコ島はゼンツーペンギン…

南極旅行19 氷河の丘のニコハーバーに上陸、ついにリカちゃんが南極到達

南極海への飛び込みという大仕事を終え、夕食後は歯磨きもせずベッドに倒れ込んで熟睡、気づいたら午前2時前だった。よろよろと起き上がって顔を洗い、洗面台に放置してあった水着を洗う。部屋に届いていた予定表を見ると、翌日は朝から上陸計画があるとのこ…

南極旅行18 たぶん人生最初で最後、水着一枚で南極海に飛び込んだこと

◆ひとつ前の記事(南極旅行17 ペンギンだらけのパラダイス湾と、チリ基地の郵便局) ボートでの2度のクルーズを終えて本船に戻り、ひとまず部屋でのんびり。気になるのはこのあと行われるというポーラーブランジ、南極海への飛び込みイベントだ。先に配られ…

南極旅行17 ペンギンだらけのパラダイス湾と、チリ基地の郵便局

◆ひとつ前の記事(南極旅行16 南極らしい光景! ウィルヘルミナ湾で氷山の合間をクルーズ ) 2月24日、南極クルーズ船5日目。午前9時からパラダイス湾に上陸の予定、そこにあるチリ基地の郵便局から差し出せるよう事前にはがきを書かねばという思いにとらわ…

南極旅行16 南極らしい光景! ウィルヘルミナ湾で氷山の合間をクルーズ

2月23日、乗船4日目の午後はウィルヘルミナ湾でクルーズ。今回は上陸はせず、ゾディアックボートで1時間半くらい海上をめぐるとのこと。 ◆ひとつ前の記事(南極旅行15 南極半島・ポータルポイントに上陸。アザラシやクジラと遭遇 ) ちなみに南極は一体どれ…

南極旅行15 南極半島・ポータルポイントに上陸。アザラシやクジラと遭遇

2月23日、乗船4日目。午前6:15に船内全体のモーニングコールがあり、朝食前にグラハムパッセージを通過しますとの案内。 ◆ひとつ前の記事(南極旅行14 写真講座と南極発見の歴史とアフタヌーンティー) グラハムパッセージは南極半島の中ほどにある狭い水路…

南極旅行14 写真講座と南極発見の歴史とアフタヌーンティー

14時からの南極初上陸に備えて客室で準備をしていたら、その直前に船内放送があった。そろそろ集合の合図か?と思いきや、強風のため上陸は保留、しばらく様子見ですとのこと。 ◆ひとつ前の記事(南極旅行13 乗船3日目、追い風のおかげで南極上陸チャンスが…

南極旅行13 乗船3日目、追い風のおかげで南極上陸チャンスが到来

乗船3日目、2月22日。夜中の揺れは思ったほどではなく、おおむね朝まで熟睡。テーブルの上にあった薬やティッシュケースは全部床に落ちてたけど。 ◆ひとつ前の記事(南極旅行12 ドレーク海峡の揺れっぷりと、初ディナー(不完全燃焼) 8時起床、窓の外は晴れ…

南極旅行12 ドレーク海峡の揺れっぷりと、初ディナー(不完全燃焼)

南極船オーシャン・エンデバー乗船の二日目、船はひたすらにドレーク海峡を進んでいく。◆前回の記事はこちら(南極旅行11 クルーズ2日目。やまない揺れと、船内での過ごし方) 揺れて危ないので、船内を歩くときには常に手すりを使うようにと指導があった。…

南極旅行11 クルーズ2日目。やまない揺れと、船内での過ごし方

昨日の夕方に出港した船は、南極半島に向けてドレーク海峡を横断中。夜の間もずっと揺れていたようだけど睡眠をさまたげるほどではなかった。◆前回の記事はこちら(南極旅行10 探検船の初日。客室の様子と、魔のドレーク海峡への備え) 朝7時、超おもしろい…

南極旅行10 探検船の初日。客室の様子と、魔のドレーク海峡への備え

ウシュアイアの現地時刻で2月20日16:45ごろ。いよいよ南極行きの船に乗る。前回の記事はこちら(南極旅行09 ウシュアイアの街歩き、世界の果ての博物館とか顔ハメとか)。 客室に入るとスーツケースが届いていた。テーブルには結婚祝いのメッセージカードと…

南極旅行09 ウシュアイアの街歩き、世界の果ての博物館とか顔ハメとか

ブエノスアイレスを出発し、南極行きクルーズ船の乗船地であるウシュアイアに到着。前回の記事はこちら(南極旅行08 パタゴニアの山々を見下ろし、世界最南端の街・ウシュアイアへ )。 ウシュアイア空港は木組みの三角屋根で山小屋みたいな雰囲気だった。空…

南極旅行08 パタゴニアの山々を見下ろし、世界最南端の街・ウシュアイアへ

私たちのツアーは、ブエノスアイレスでの1泊と、ウシュアイアまでの往復航空券、そこからクルーズ船に乗りこんで以降のすべてが含まれたプラン。2月19日の午後にブエノスアイレスのホテルに集合、との指示だったのだが、私たちは前日から同じホテルに宿泊し…

南極旅行07 地下鉄SUBTEと、世界で二番目に美しい書店エル・アテネオ

南極旅行記と言いつつ、南極にたどりつくまでのアルゼンチンの記録。前回の記事はこちら(南極旅行06 マデロ・タンゴで、ショーとディナーと深夜の屋外練習)。 ブエノスアイレスで一泊した翌朝、朝食はルームサービスをとった。ワゴンの上には種類いろいろ…

南極旅行06 マデロ・タンゴで、ショーとディナーと深夜の屋外練習

ブエノスアイレスの夜、アルゼンチンタンゴのショーが観られるレストランへ。前回までの記事はこちら(南極旅行05 ブエノスアイレスの街歩き、パシフィック・ギャラリーへ )。 予約時刻の20時にあわせてレストランへ。プエルトマデロ地区という、運河沿いの…

南極旅行05 ブエノスアイレスの街歩き、パシフィック・ギャラリーへ

南極(に向かうまでの悲喜こもごもの)旅行記続き。前回の記事はこちら(南極旅行04 空港でWi-Fi紛失&荷物が届かない。ブエノスアイレスで大奮闘)。 自分の体と手荷物は無事ブエノスアイレスに着いたけれど、着替えのすべてが入ったスーツケースはアトラン…

南極旅行04 空港でWi-Fi紛失&荷物が届かない。ブエノスアイレスで大奮闘

南極旅行の続き。前回の記事はこちら(南極旅行03 成田からダラスへ、そしてアトランタへ)。 アメリカはダラスを出発し、アトランタに到着。成田を出てから数十時間一度もお風呂に入っていないし、この先もブエノスアイレスまで10時間以上のフライトが控え…

南極旅行03 成田からダラスへ、そしてアトランタへ

南極旅行への出発当日の話。▼前回の記事はこちら。 www.tabitoko.com 当日朝にやっと荷造り終了。荷物は35Lのスーツケースと20Lくらいの黒リュックのみ、17日間の旅行にしてはめちゃくちゃ身軽だ。リカちゃん人形とその洋服が余分といえば余分だけど、これ…

南極旅行02 2月の南極旅行に持っていった服

南極クルーズに必要な服装とは? 船内は22度で快適らしい。南極大陸に上がるときは専用ジャケットの貸出あり。寒さ対策はどうすればいいのか、持っていったもの、いらなかったものを振り返り。

南極旅行01 新婚旅行で南極に行ってきた。ツアーの申込み方法は?

2018年2月、新婚旅行で南極へ行った。アルゼンチンやアメリカを経由する計17日間の旅のプランを作成。ペンギンを見たり水着で南極海に飛び込んだり(!)それはもう規格外におもしろい旅となりました。

南極大陸からの絵はがきが届いた

先日うちに届いたはがき。出された場所は、南極大陸! 赤い消印の円周に「ガブリエル・ゴンサレス・ビデラ南極基地」と書いてある。これは南極のパラダイス湾にあるチリの観測基地の名前。出されたのが2月末で、届いたのは約4ヶ月後の6月半ばだった。ちなみ…