旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


モンブラン探しは空振りだけど、金沢市【ロンシャン】のケーキがおいしかった

秋の楽しみといえば、なんといっても栗! そしてモンブラン! 日曜日の午後、モンブランを求めてケーキ店に向かったのだが、お目当ての「かぶと」は私が定休日を勘違いしていてやっておらず、次に行った「HOSOYA」は閉店3時間前にしてケーキ全品完売という人…

秋を知らせる大文字草の、きらきらバージョン

この秋も大文字草が開花。猛暑に耐え、水不足に耐え(ごめん、忙しさにかまけて水やりを忘れがちだった)、例年どおりのこの時期にちゃんと咲いてくれてありがとう。なんて律儀なんだろうか。 花の形が「大」の字だから大文字草なんだけど、一番大きい花を見…

おいしすぎて夢に出そうな、野々市【シェクープル】のオムレツライス

野々市のレストラン、シェ クープル (CHEZ COUPLE)へ。人気が高くて土日はランチの争奪戦、予約&店前待機組であっという間に席が埋まる。その人気店へ、平日のラストオーダー直前(14時過ぎ)に行ってみたらすんなり入れた。といっても店内では数組のお客…

恩田陸『蜜蜂と遠雷』感想。ピアノコンクールの舞台に立つ演奏者の姿が立体的に見えてくる

恩田陸『蜜蜂と遠雷』 2017年本屋大賞&直木賞受賞作。国際的なピアノコンクールに挑む、主に4名の演奏者にスポットをあてた小説。ああ、いい読書体験をしたなあと心底うれしくなる作品だった。 コンクールの舞台上で奏でられるピアノ、その曲名やメロディー…

南極旅行22 下船前日、チップの支払いとか甘すぎるベッドメイキングとか

2月27日、南極からウシュアイアへ戻るため今日も一日ひたすら航海。ついに下船の前日だが、旅が終わって名残惜しいというよりは「もう船でやることがなくて退屈だから、早く陸に上がりてえ!」ってな気分である。 ◆ひとつ前の記事はこちら 朝ごはんのブッフ…

私がこの世で最高においしいと思っているようかん、静岡の「追分羊かん」

あらゆるようかんの中で、私がこの世でいちばんおいしいんじゃないかと思っているのがこちら、追分(おいわけ)羊かん。静岡市清水区の銘菓で、店は江戸時代から続く老舗。特徴はなんといってもその食感で、非常にむっちりもちもちしているのに(そのむっち…

旅の夢想、長野県に行きたくてたまらない

それほど遠くない場所へ1泊くらいで出かけたいという気持ちがわいており、候補として私の中でいちばん盛り上がっている場所が、長野県。これまで遊びに行った長野県はどこもかしこもいい印象しかなくて、長野も小布施も松本も北アルプスも飯田線上もぜんぶ大…

南極旅行21 クルーズ終盤、テンション低めでドレーク海峡を北上

2月26日、南極クルーズ船の乗船7日目。昨日までに上陸プログラムは終了し、あとは2日間の航海でウシュアイアに戻るだけ。 ◆ひとつ前の記事はこちら この日はモーニングコールも重要なミーティングもない気ままな1日だった。気ままといっても船は朝から揺れて…

2×4材でDIY。ミシン用のミニデスクを作り、リカちゃんの服を縫いまくる

2×4材を買ってきて天井まで届く大容量本棚をこしらえたのは昨年のこと。そのときの余りをずっと放置してあったのだけど、先日、思い立って小さな机を作った。趣味でミシンを使うときの専用机として。 長さ1440ミリのものが4本あったので、サイズを最大限に活…

三浦しをん『ののはな通信』感想

三浦しをん『ののはな通信』角川書店 女ふたりの書簡小説。地の文は一切なし、1冊すべてが手紙のやりとりで交わされる。 「のの」と「はな」のふたりが、同じ女子校に通う高校時代から40代になるまでの二十数年間に交わした手紙の数々。その中には、返事が来…